中華なお国とそのあたり(その1)
ひっさびさに時事ネタ。正月に一本書いてからからだから、3ヶ月ぶり。歴史書くのが楽しくて、かなり長くなっちゃったので、3部作です。ちょっと右より過ぎたので、針路変更。



 中国を語る前に、近代極東を語らねばなるまいて。うろ覚えの知識と、ざっと調べた資料で書いてるので、結構あやしいです。ともあれ、読んでやってください。

 19世紀末。当時は植民地を持つのが大流行。インドという美味しい植民地を持っていたイギリスが大発展してたんで、そりゃもうみんなあちこち欲しがります。先進国に仲間入りしたい日本も植民地欲しいですが、気を抜くと逆に日本まで植民地化させられる危険が。とりわけ、ロシアの南進の目標にされかねません。これを防ぐには、北海道(屯田兵は有名っしょ?)及び、中国の東北部から朝鮮半島にかけての守りが不可欠。
 このままじゃヤバいってんで、韓国に「もっと頑張れ、超頑張れ」と激を飛ばしたんですが、清国が「いや、韓国はうちの属国だし」、と難色を示したわけです。後々植民地化するとしても、これはちょっとお邪魔です。
 ちゅうことで、とりあえず韓国に独立して貰う為に清に戦争を吹っかけます。これはあっさりと日本が勝利。たんまりと賠償金や領土などをせしめてウハウハです。ところが、これにロシアなどが難癖(三国干渉)つけてきたりして。まぁ、当然ですね。これから植民地にしようと思っている国が強化されるのは面白くないでしょうし。しゃーないので、渋々遼東半島を返還することになっちゃったりします。
 結局その後、当時の韓国政府が内戦やらなにやらでいつまでも強化できないんで、痺れを切らした日本が介入してこれの開発、増強を始めます。メインの動機がロシアに対する防壁なので、植民地支配とは程遠い状態に。利益吸い上げちゃったら、後々自分が危ないですしね。逆に、かなりの量の資金を投入して、土地の整備、治水、治安維持活動、そして軍備の増強を行いました。占領下の35年について、韓国は色々言っていますが、この当時はどうだったんでしょ?
 ともあれ、当初は割とおとなしく韓国を増強してた訳です。韓国統監府の統監であった伊藤博文が併合に一生懸命反対してたんで。その後、彼が暗殺されちゃうと、これが一気に加速。でもね、彼を暗殺した安重根は韓国の英雄ですが、伊藤博文がもし暗殺されていなかったら、韓国併合は最低でも数年遅くなったはず。自分の首絞めてますよ、あなた。伊藤さん殺しても、新しい統監が着任するわけで。着任した統監が伊藤さんより良い人とは限らないわけで。というか、むしろ日本の敵対心煽ったらどうなるのさ。そんな彼を英雄に祭り上げている理由が分からない。抗日に命をかけたから?

 時は前後しますが、案の定南進の気配を見せたロシアと日本は1904年に開戦。日露戦争が勃発します。阿片、日清戦争や内乱で虫の息であった清国に対しロシアは、さながらジャイアンのごとく「おう、満州のあたり借りるぞ」とばかり強引に租借してたんですねぃ。そのまま朝鮮半島まで来られると、次は日本です。日本だって必死にもなります。日清戦争で大勝して気が大きくなっている国民は煽りまくり。賠償金ウハウハだったので、二匹目のドジョウを期待しちゃってたんですね。
 さて。開戦してみるや意外、先進国の予想を裏切って日本が結構頑張るんですよ。旅順要塞落とした(司令官の正気を疑いたくなる突撃で、甚大な損害を出したけどね)あたりで、アメリカが「停戦しない?」と口を挟んできましたが、ロシアはこれを突っぱねます。まだ無敵のバルチック艦隊が居ますから! ところが、日本海海戦であっけなくこれが壊滅しちゃうんですな。イギリスから買った戦艦(ついでに、英国風シチューカレーもついてきた。日本のカレーが英国風にルゥから作るのはこれに端を発するのだ)やらOEM生産の船やらで日本海軍は予想外に強くなってた上に、練度がアホみたいに高かった。バルチック艦隊は遠くから回航されてきて、ヘトヘトに疲れていた、などが日本の一方的勝利の要因といわれてます。ちなみに、1905年の話なので、まもなく丁度100周年。
 さすがにこれ以上戦うのが面倒になったロシアは、嫌々停戦に合意(ポーツマス条約)し、朝鮮半島に手を出さないこと、満州あたりの租借権を日本に明け渡すこと、北緯50度以南の領土(北方4島はその前から日本の領土)を永久に日本へ譲渡することなどを認めます。ちなみに、2次大戦後に樺太について返還には合意したんですが、他の北方4島もついでにお持ち帰りになりました。それらは元々日本の領土なんですが!

 ここまで、目の付け所としてはナイス、というか素晴らしいです。我らが祖先、Good Jobs!

 本来、これで安定した極東が築けていればよかったんですが、軍部の暴走というかなんというか、ジサーク(・∀・)ジエーンで満州事変起こしちゃったりなんだりで無茶した挙句、ラストエンペラー溥儀氏を擁立して満州国を設立。これにイチャモンつけられて、日本は国連脱退したりで孤立を深めていきます。まぁ、名目上だけでも国家を建国しようとしてた日本を、とやかく言う資格を持つ国があったかは謎です。自分らは植民地持ってましたしね。ちなみに、前述の韓国併合が完了したのもこの頃。

長くなったので、続きはその2で。
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by REDist | 2005-04-18 22:00 | 時事ネタ
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