中華なお国とそのあたり(その3)
さて、やっと現代まで話が来ましたよ。



 さて。日本軍との戦いで荒れた国土を前にした中国共産党政府。まずはこれを立て直さなくてはいけない。中華民国の残党や、どっちつかずの民衆をまとめ上げなければならない。

 我々日本人は、第二次大戦はアメリカとやって負けたと考えていますが、中国の人達にとってはアメリカなんて関係ありません。目の前の日本軍と戦っていたら、ある日突然というか、1945年8月15日以降、次々と日本軍が撤退して行くじゃないですか。「お? 俺たちゃ日本軍に勝ったぜ~」ってなもんです。コレを中共は利用します。我々の同士毛沢東の指導により、我が大陸から日本軍を追い払うことが出来た。こうなるわけですよ。

 さて。それから60年たった今。上記のように教えていたことが、少なくとも中国本土では真実となります。
「我らが共産党の同士達が、悪の中華民国と悪の日本帝国を相争わせて中国大陸から追い払い、今日の中国を築き上げてきた」とね。それらをおもしろおかしく脚色して、固く信じさせるだけで求心力が出るんですから楽なもんです。

 そして、現代にはインターネットという物があります。共産党の意思を超えて情報が流通する世の中。韓国での竹島騒ぎや、教科書問題、尖閣諸島問題などが流れ込み、今までずーーーっと日本は悪であると教え込まれてきた中国国民は、「おのれ、悪の帝国日本め!」と義憤に駆られて立ち上がる訳です。
 これらは、少なくとも彼らの中では間違いなく正義なので、これを批判する勢力は全て悪である訳です。彼らの与えられている情報の中では、日本の悪は揺るがない。これをとやかく言う勢力は、全て悪の国家の謀略の結果である、ということになっていく訳です。

 もし、中国政府がこれを押さえるようなことがあれば、「政府は悪の日本にたぶらかされ、堕落している。堕落した政府は打ち倒さねばならない!」という話になっていくのは明々白々。故に、中国政府は「日本が過去に悪いことをやったからなのです」と言い続けるほかに方法はないのです。実は、中国政府が一番辛いんでしょう。町村外相の発言の一部を取り上げて、「日本が先に謝った~~~!!」とやっているのがその証拠。なんともはや。
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by REDist | 2005-04-18 21:49 | 時事ネタ
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