敵前逃亡は銃殺! ~ジェンキンス氏の抱える問題~
 何時の頃からそうなのか分からないが、軍またはそれに類するものでは、脱走=処刑であった。裏切り、寝返り行為全てがこれに準じる。故に、日本の戦国時代の寝返り劇は、世界的に見ても特異なものだったりする。

 閑話休題。なぜ脱走兵は処刑されるか。アイスホッケーのパワープレイとか、バスケやサッカーで一人退場になった時を想像してもらえば分かるが、一人抜けるだけで、決定的なまでに戦力差がつく。スポーツならまだいいが、戦争では味方を殺す行為であることを分かってもらえると思う。
 ましてや近代戦。一人の脱走兵が、味方の駐屯している座標を手土産に、敵国へ逃亡した場合、その場へ遠隔砲撃や爆撃が行われるだろう。数人から数十人の犠牲は避けられない。さらに、その犠牲の為に戦線を後退させると、他の拠点に負担がかかり、ここでも多くの死者が出ることになる。
 つまり、一人の脱走兵の為に、数百人単位での死者が出る可能性があるのだ。昨日のニュース(どこかは失念)によると、ジェンキンス氏の責で153名が死亡したという説があるそうだ。つまり、間接的とはいえども、ジェンキンス氏は153名の同胞を死に追いやった極悪人ということになる。アメリカ軍は、遺族感情を考えても、ジェンキンス氏をのうのうと日本で暮らさせるわけにはいかない。また、彼のような脱走兵を今後出さないためにも、見せしめの意味も込めて、彼を極刑に処さざるを得ない。

 日本政府としても、それが分かっているだけに、手を拱いていることしか出来ないのであろう。私には、そのまま中国などで共に暮らすくらいしか、思い浮かばない。曽我さん一家が、安心して平穏に暮らせる日は来るのか・・・?
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by REDist | 2004-05-31 12:15 | 時事ネタ
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