女児殺害事件は、インターネットが悪い?
 マスコミって嫌いさ。カメラが撮影したものは現実だけど、カメラのフレームから外れた現実は報道されない。現実を報道してても、全ての現実を報道していない。

 いささか古いネタ(古くなるっていうこと自体異常だ)だが、援助交際を例に挙げてみる。援助交際は、東京よりも地方の方がやってる割合高いと言う話を聞いたことがある。実際、北海道に住む、私の従妹も「東京の女子高生はみんな援助交際やってると思ってた」などと。
 東京の女子高生――渋谷や池袋ではなく、通学中の女子生徒を見れば、そんなことないのは一目瞭然。援助交際を面白がって報道していれば、カメラに映る女子高生は全員援助交際やっているように見える。むしろ、そういう女子高生ばかり撮っているんだから当然。結果的に、カメラ映像が情報源な人々から見れば、「最近の女子高生は・・・」などという意見に偏っていく。
 実際、昔からそういう娘は居たはず。なにも今始まったことじゃない。それをマスコミが面白がって報道するから、模倣する輩が出てくる。「みんなやってるしぃ~」と動機を語る少女達。なぜ彼女達は「みんなやっている」と思ったのか。

 長崎の女児による殺人事件。これとインターネットサイトになんの関係があるのやら。ウェブページは情報伝達手段に過ぎない。彼女達がウェブページを持っていなかったら、この事件は起きなかったのか? 否。手紙だろうと交換日記だろうと、諍いは起きるだろう。諍いの解決手段として、加害者の少女は殺人を行った。それだけのこと。

マスコミの針小棒大、話題性偏重にはほとほと呆れる。


※※※※ 追記 ※※※※
 加害者の女児の目的は、自分の容姿に関する発言に対する報復。その目的手段として、殺人を選んだ。
 発端となったその発言を伝達する手段として、インターネットが使われた。しかし、インターネットを使った目的は報復ではない。

 目的を遂行するために手段があり、インターネットと殺人はどちらも手段だが、目的はまったく別である。

 例えるなら、霞ヶ関に報復するためにサリンを撒いたオウム。地下鉄があったからサリンが撒かれたわけ(地下鉄は効率的だったけど)ではない。
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by REDist | 2004-06-03 12:10 | 時事ネタ
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