がんばれ小泉純一郎
ちょっと思うところあって、孫子の兵法を読み直してました。読み直す度に面白いな、これ。

 民主党の躍進。「善く戦う者は、勝ち易きに勝つものなり」。平たく言えば、良い指導者は勝てるところにしか喧嘩を売らないってことですね。まぁ、当たり前なことなんですが。っていうか、孫子の兵法自体、当たり前のことを当たり前に書いているから、いつの時代でも役に立つんですねぃ。

 閑話休題。年金問題。今まで誰も嫌がってやらなかったこと。出生率下がり始めたのはいつ?2次ベビーブーム終了後、凄い勢いで新生児減ってましたよね。このまま行けば、年金がヤバいことになるのは、日本国の優秀な官僚さんたちにはよく分かっていたはず。じゃあ、なんで今まで論議されなかったのか。答え:選挙で勝ちたいから。そりゃそうだ。「将来、年金つらくなるんで、その内値上げしますね(笑)」なんて言ったら選挙負けますわな。それでなくても消費税だなんだ、で叩かれ続けてるのに。

 てなもので、歴代政府が雪球を大玉にしながら、代々引き継いできたんですね。さて、民主党から見れば、これは叩かないわけにはいきません。政権欲しいですから。代案を立てようが何しようが、将来的に納付額を上げるか、給付額を下げるかしないと、日本政府はその内干上がりますね。民主党案の試算なんてもの、結局わたしは聞いてないんですが、恐らく打ち出の小槌を開発しようってものなのでしょう。

 ともあれ、国民に負担を強いる政府案が出てきたら、そこを攻撃して勝つ。まさに、勝ち易きに勝つ。その点、実に正しい選択です。

 では、なぜ、小泉さんてば負けると分かっていながら年金問題に手を出したんでしょうか。ぱっと見、孫子的に下策じゃないですか。それは

国 民 に 約 束 し た か ら。改革は痛みを伴うが、必ずそれを遂行すると。

 まさに痛みを伴う改革。痛みは国民にのみ強いているわけではなく、自分も痛みに耐えながら、改革を推し進めている。自民党にすら、痛みを強いているではないか。

 参議院の選挙結果。結果的に1議席を失う程度で済んだこと(50/124 ⇒ 49/121で割合では増えてるけどさ)。これは、国民が、それを分かっているからに他ならないと思います。年金法案は避けえぬものだった。

 孫子の冒頭にこうあります。「一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法なり」。平たく言えば、「挙国一致は強い、時期を捉えたものは強い、以下略」
 ということで、民主党の皆さん、今回は「天」で大勝利を収めましたが、次につなげるために、今度は「道」を追い求めて欲しいものです。分かりやすい人気取りじゃダメよ? 小泉首相は道に則った行動をしてるから。まぁ、拙速を貴びすぎて道から外れたりもしてますが。いわゆる、説明責任ね。
 ハァ? 小泉が「道」に則ってるぅ? って方。マスコミに踊らされていないか、もう一度良く考えてみてください。

 民衆はゴシップを求めるものです。良識的な記事を配信して、長期的に視聴者を得るのと、読者たちが求めるゴシップを垂れ流して視聴者を得ること。「勝ち易きに勝つ」に則るならば、後者を選択する方が理に適っています。前出の「道」ですら、この場合は後者でしょう。マスコミが表面を捉えて煽るのは当然。むしろ、それが出来ないのはマスコミとして負け組みとも言えると、わたしは思うのです。

 さてさて。そろそろ結び。わたしが小泉さんを応援したくなるのは、「男には負けると分かっていても戦わなくてはならないときがある」という、ハーロックの言葉を座右の銘にしているからでしょうか。ともあれ、わたしは小泉首相を応援し続けます。
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by REDist | 2004-07-15 14:58 | 時事ネタ
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